Google Code の日本語版

 職業的な開発者ならずとも、Webアプリの勉強をするには有意義そうなGoogle Codeのページが日本語化された。開発者なら、英語だけでもそれほど困る人は少ないと思われるが、日本語になったために、より一般の人でも近づきやすいものとなるかもしれない。

開発者サイト「Google Code」日本語化 .... (ITmedia)
開発者ホーム (Google)

 始めのころは、Google Mapの組み込みのAjaxなどを参考にしている程度だったが、現在では携帯OSであるAndroidや、SNSエンジンであるOpenSocialなど、惜しげもなくオープンソースとして公開して提供している感がある。昔のように「社運をかけた製品」とかのイメージはなく、ネットの世界に試金石としてどんどん公開しているようである。それに参加する企業もあれば対抗する企業もあるだろう。ソフトウェアの粗さを批判する人もいる。だが、結果的に主流にはならなかったとしても、こうした公開によって多くの人がそれに触発されて(インスパイア)、また新しいものを生み出していくし、競合他社も対抗上同様に公開をしてくる。これらは結局は、いずれGoogleの利益にもなってくる。多くのWebサービスを無償で提供してユーザが利用してくれることも同様である。


 日本語版は日本語でサイトが読めるということだけでなく、日本語環境というドメスティックな環境に対応したサービスを開発するのに円滑に行くことになるのかもしれない。今後はクラウドコンピューティングが次第に身近なものとなってくるだろう。そのクラウドに自分なりのサービスを構築していける人にとっては、よりGoogle Codeが有用なものとなってくるかもしれない。