Firefox 3の1日のダウンロード数は800万件

 Firefox 3の正式リリース初日のDownload Dayと 銘打った日は、ダウンロード数が800万件を超えたそうである。自分もいたずら半分で参加した。Windows版、Linux版で2回のダウンロードに貢献したと思われる。ギネスブック世界記録として公認されるかどうかは、現在審議中のようである。

Firefox 3、24時間で800万ダウンロード超え (ITmedia)
Download Day 2008 (Spread Firefox)

ギネスはともかく、800万件のうちどこの国がダウンロードが多かったのか、Spread Firefoxサイトから調べてみた。G7かG8では以下のような順位である。

アメリカ 3,968,036
ドイツ 1,121,703
日本   746,567
イギリス   516,356
フランス   457,366
イタリア   384,298
カナダ   371,109
ロシア   171,488

6.20時点ダウンロード数(更新中)

日本は堂々の?3位である。アメリカがダントツなのは当然として、先進国はドイツがそれに次いで多い。WindowsばかりでなくLinuxも普及していることを窺わせるものか。両国だけで50%を占め、日本も全体の10%近くに迫っている。Firefoxの普及もさることながら、ダウンロードをお祭りのようにしたことに乗った人も多かったのではないか。日本人はお祭り好きで、ヴォジョレヌーボーの解禁日ではないが、熱しやすく覚めやすいところがあるからである。


 国別ランクはともかくも、ブラウザのバージョンの違いで気になるのはCSSJavaScriptへの対応である。ページを作ろうとするときに、MicrosoftだとFirefoxSafariとの違いだけでなく、IEのバージョン6と7の違いも気にしなければならない。その点、Firefoxは2と3との違いは、ほとんど気にしなくてもよさそうである。それだけでもインストールやアップグレードの安心感がある。


 ダウンロードはしてみたものの、まだすべてのマシンにインストールしてみたわけでないから、週末のこれからじっくり試してみよう。なんでもオフライン機能が拡張されているという。Webのオンラインのときばかりでなく。次第にオフライン時も含めたPCのプラットフォームとしての役割も増してきたことを示していることのようである。夏には出そうなIE8も含めて、IEとのシェアの差が、またどれだけ縮まってくるか注目である。