NECもミニノートPC市場参入

Eee PCの登場からほぼ1年で、国内メーカーでもミニノートPC市場への参入が相次いでいる。東芝に続きNECもミニノートPCを発売することになった。さながら、かつてのノートPCの発売当初の東芝Dynabookと追うNECノートPCの時代の再現であるかのようである。

NECもミニノートPC参入 6万5000円前後 (ITmedia)
東芝、7万円台ミニノートを10月発売 (ITmedia 9.29)

 Atom搭載、Windows XP Home Edition搭載など東芝のものとほぼ同じようなスペックである。実売価格も店頭では実際上は同じようなものになるだろう。Windows XPは例のVistaのダウングレード権としてインストールされているのだろうか?


 国内ではどのような使われ方を想定しているのだろうか。多くの人はセカンドマシン、あるいはセカンドノートPCとしての位置づけになる場合が多いだろう。そしてそれはモバイル端末としての利用が多いだろう。現在はどこに行ってもネット接続できる環境はある。建物内ならLANポート1つあればすぐにWebでほとんどのことはできる。また無線LAN接続も同様である。


 とすればミニノートPCのライバルはデスクトップPCやほぼデスクの上に固定されている既存のノートPCではなく、実はスマートフォンになるということの方がもっともらしい気がする。結局、どこからがスマートフォンの役割で、どこからがミニノートPCの範疇のネット利用になるかは、まだまだわからない。ただこのような拮抗が起こりえたのも、Web2.0とやらでWebサービスが発展してきたことが背景としては大きい。


 あとはやはりWindowsの問題である。かろうじてWindows XPであるが、次期マシンもWindows XPでとはいかなくだろう。といってVistaは避けたいところであるし、国内でもLinux版かOSレス版を出してもらいたいものである。Ubuntuが最適だと思うが、ほとんどUbuntuであるGoogleのgOSなどはミニノートPCに使えないのだろうか。