Google Chromeが開発者向けにアップデート

 Google Chromeが開発者向けにアップデートされたという。Googleのブラウザというわけで、まだ正確にはベータ版ではあるが公開以来、Firefoxに次ぐほどの話題を集めている。今後の展開はどうなっていくのであろうか。

グーグル、開発者向けに「Google Chrome 0.3.154.3」をリリース(CNET Japan)

自分も初めての公開時には、Vistaからさっそくダウンロードしてインストールしたのだが、どういうわけだか、クラッシュして動かなかった。XPのマシンでやり直してもよかったのだが、Cドライブの空きが危機的状況だったので見送って、なんとなくそのままにしてきた。


 Vistaでクラッシュするのは自分のマシンだけのことなのか、Vistaだけに真面目に原因を探る気にもなれなかったのだが、今回のバージョンアップでは、自分のところのVistaでの問題もクリアされるのだろうか。記事によるとタブレット型PCでクラッシュするとのことだが、まさにタブレット型でマウスを優先して使っているノートPCであるから、大当たりということだろうか。


 いずれにしろ、まだバグが多そうで慌てて使う段階ではなさそうである。Googleとしてはいずれ一般ブラウザというよりは、Google Appsユーザやクラウドのユーザが標準で使えるようなことを想定しているのかもしれない。Firefoxのライバルというのもちょっと違う気がする。ただJavaScriptの処理効率などでは良きライバルとなりそうである。Microsoft Office + Internet Explorer vs Google Apps + Chrome という図式になるのかもしれない。


 ブラウザが単体でなく、意図を持ったクラウドのようなシステムの一環として捉えられるとき、初めてブラウザがOSに代わるプラットフォームであると認識されるのかもしれない。