Fedora 10 がリリース
すでにFedoraが10にバージョンアップしてリリースされた。半年に1回のペースでリリースされるからRedhatのフリー版がFedoraに名称を変えてから5年たったことになる。
最新デスクトップLinux「Fedora 10」リリース(ITmedia) Fedora 10 - Fire it up (Fedora Project)
また新規インストールよりもFedora 9からのスムースなアップグレードが可能かどうかが問題になるだろう。いまのところ自宅のマシンではFedora 6以降、アップグレードだけでFedora 9まで来ているが、とりあえずサーバー目的としてはは大きな問題はない。デスクトップとしてGNOMEなどもインストールはしているが、パフォーマンス的にはそれほど期待しているわけではないからである。もしOpenOffice.orgの最新版などをバリバリ使いたいなどというならば、Ubuntuの方がよいからである。
ただFedora 9は自宅サーバーとして使ってはいるが、公開するサーバー、運用するサーバーとしては安定性からして、同じRedhat系であればCentOSの方がよいと思っている。本来サーバーは稼動しだしたら、それほどいじくり回すべきではないが、Fedoraの場合には、まさにいろいろいじくり倒すためのLinuxということだろう。
新しい機能としては、やはり仮想化に関する部分が大きいのだろうか。まだFedoraで仮想サーバーをやってみたことがないのでなんとも言えないが、これからはLinuxでサーバーをインストールの際は仮想化がデフォルトになるかもしれない。
またクライアントとしてWebカムなど周辺デバイスのサポートもできるというが、デバイスの認識などはUbuntuと比べてどうなのか。何でも詰め込んでいる感じのするFedoraだが、サーバーよりも無線などノートPC対応を含めてますますクライアント化を進めることになるのだろうか。