Google検索が世界で不具合

 朝起きたら、地震速報のようにGoogle検索の不具合のニュースがネットに流れていた。地震ならまだ地域的だが、Googleだけに「全世界」に不具合というような衝撃的なものである。それも検索結果からサイトに飛ぼうとすると、Google以外はすべてこのサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります」というエラーページが表示されるという「刺激的」なものだった。

Googleに不具合 全検索結果に「コンピュータに損害を与える可能性」と..(ITmedia)
Google検索、世界で不具合 「人的ミス」で全URLに「コンピュータに損害を与える可能性」
Firefox向けGoogle Toolbar 5 βに「Chrome的」新機能
グーグル検索結果すべて「コンピュータに損害を与える可能性あり」..(CNET Japan追記)

 昨夜、ITmediaの別記事でFirefox向けGoogle Toolbarのことがあったので、これをブログのネタにでもしようかどと思いながらToolbarインストールした後に、検索をしてみたら途端にこのエラーページに出くわした。なので、てっきりこのToolbarを入れた影響で過敏な検知をするようになってしまったか、あるいは自分のマシンでは、Firefoxもしばしば落ちたりSEPも余計なブロックをしたりと、Vistaマシンになってロクなこともないので、こちらの環境のせいだとばかり思っていた。結局他のネタでブログだけを書いて、Toolbarは後で抜いておこうと思って寝たら、朝になってこのメッセージが話題になっていた(地震速報もあったが)。Toolbarも正常に機能していた。


 人為的ミスだったというが、さすがにGoogleだけに影響の大きさは計りしれないマルウェア対策の最新リストの更新作業も手作業で行っていたというので、手作業そのものが不正の原因になってしまったことになる。「セキュリティ対策は最後は人間の問題」だということを象徴しているようでもある。またGoogle体制大企業病になりつつあることを露呈したのかもしれない。Microsoftが一番喜びそうではある。


 日曜日はネットのニュースもあまり更新されないのだが、格好のブログのネタの提供はしてくれたものである。