オバマ政権のWhite House 2.0

 日本はGW中だが、世界中でまだまだ新型インフルエンザ感染への警戒は続いている。そんな中で、米政府がWhite House 2.0というべき、Web2.0をフルに活用したようなサービスを公開している。オバマ政権のChangeは、こんなところにも現れているようである。

米政府、公式Twitterをスタート(ITmedia)

Official Blog: http://www.whitehouse.gov/blog/
Twitter:          http://twitter.com/whitehouse
Facebook:      http://www.facebook.com/WhiteHouse
MySpace:       http://www.myspace.com/whitehouse
Flickr:            http://flickr.com/whitehouse
Vimeo:           http://vimeo.com/whitehouse
YouTube:      http://www.youtube.com/whitehouse


 ホワイトハウスの公式ページもだいぶ変わったように見えるが、ブログは毎日更新されていて大統領の1日を動画とメッセージ入りで見ることができる。今回は、TwitterSNSFacebookMySpaceにもページができた。オフィシャルではできないコメントや、記事へのフォローを付けることができるという。国民とダイトレクトに交流できることを目的としているという。


 もともとインターネットは民主主義の道具として使われることを理想としていた。かつてのインターネットは電子メールやWebサイトと掲示板くらいしかなかった。それがWeb2.0時代になって、はるかに迅速かつ融通のきくWebのツールは増えた。ホワイトハウスが現在サービスに利用している上記のサイトだけでも、現在のWeb2.0の代表的サイトを網羅している。民主党の大統領候補選挙のときにYouTubeが使われていることに驚いたが、いまやYouTubeによる動画は当たり前で、公的にはどのように使われるかという疑問もあったTwitterホワイトハウス自らからその模範を示してくれそうである。


 オバマ大統領は、通常の時代であれば2,3の課題を抱えるところを、現在は7つも8つも課題を同時に抱えているという。金融危機はもちろん、ここに新型インフルエンザ感染の対策まで加わった。しかし、こうした困難の克服に、現在進歩し続けるITを積極的に先駆けて使う姿勢には好感が持てる。なんとかインターネットの力が難題解決のための強力な武器になることを期待している。