楽天とAmazonの比較

「CNETどっち?」は、関心のありそうな事柄をあえてやや強引に二者択一式で、アンケート投票するというものである。CNET読者ならば、言わずもがなの選択もありそうである。IEFirefoxの選択など、IEのシェアの大きさにかかわらず、支持は圧倒的にFirefoxだったりするのもその例だろう。
 ここでは楽天Amazonの比較が、自分も日ごろ感じていることもあるので、やや興味を引いた。

楽天とAmazon、よく買い物するのはどっち?(CNET Japan)
IEとFirefox、使っているブラウザはどっち?(3.24)

 アンケートを見ると、いちいちもっともだと思うので、他人の意見はあまり見ずに、自分なりの経験による意見をまず書いておこう。ざっと好みだけで言えばAmazonは好印象、楽天プロ野球球団はともかく、ネットサービスでは今や「必要悪」みたいなものである。


 まず楽天Amazonは、サービスのトータルの意味では全くの別物である。Yahoo!JapanとGoogleの違いのようなもの、あるいはそれ以上の違いがあるだろう。国内サイトとグローバルサイトとの違いもある。であるから、単純な比較はあまり意味がないと思うのだが、そう言ってしまうと「ゲーム」にならないので、あえてサービスの重なる部分を意識しながら必要性で比較することにする。


 オーソドックスな書籍やDVD販売などが重なる部分であろう。本やDVDなどは買ってしまえば、どこから買ったものでも同じであるから、勢い購入価格だけということになる。しかし国内では再販制度があるから、和書はどこで買っても定価のままである。そうなれば、あとはだ購入の都合のよさ、配達などの便利さなどになる。自分は宅配などで在宅を強いられるのが嫌なので、大きいものや重いものでなければ、コンビニ受け取りが可能なところがよいと思っている。そんなわけで、以前はJR駅構内のコンビニNewDaysで受け取りができるbk1をしばしば利用していた。


 しかしbk1はコンビニ受け取りをやめたようなので、結局Amazon楽天ブックスで買うようになった。Amazonはローソン、楽天ミニストップが使えるが、自分の帰宅通勤ルートにあったローソンは撤退してしまったので、帰宅ルートとは違うが近いところのミニストップが使える楽天から買うこともある。送料が無料になるケースやポイントのたまることなどで、送料で有利なときは楽天から買うというところだろうか。本の品揃えの点で関連本や洋書が必要なときはAmazonという感じになる。どちらかというと探すのはAmazonだが、モノや状況によって実際に買う所は選ぶという感じか。


 全く異なる役割としては、楽天はビジネスホテルの予約や、地域の名産品などを盆暮れに買うような場合の店を探すことである。一方、Amazonはといえば今やクラウドへの期待である。