Firefox 3.5がバージョン別ブラウザでシェア1位

 ついにというか、Firefoxが12月の時点でブラウザのシェアでトップに立った。といってもバージョン別の話なので、ブラウザの種類のトータルでもよく見る必要がある。

Firefox 3.5、ブラウザ市場でシェア1位に(ITmedia)

 Firefox3.5が21.93%でトップ、2位のIE7が21.2%、3位のIE 8は20.33%だという。2位と3位を束ねればIEが41.53%となり、まだIEの方が上だとも見える。さらにIE6がまだ14%ほどあり、Firefox2.0は8〜9%ほどあるように見える。したがってトータルで見ればIEFirefoxが55%:30%ということになりそうだ。なおSafariがFirefox2.0とおなじくらいで10%に届きそうな勢いである。意外にもChromeがまだ圏外である。



 ただ長期的にはIEのトータルのシェアは落ち続けており、問題は今後Windows XPからWindows 7へとバージョンアップしたユーザがどれだけIE6やIE7から、そのままIE8にスンナリと移行するかどうかであろう。いずれにしてもトータルのブラウザのシェアの攻防戦はIEが50%ラインを切るかどうかのところだろう。そうなれば、IEFirefoxを含む他のブラウザ全体のシェアが逆転することになる。それだけでもWebの出来事としては大きなことになるだろう。IE側としては、IE9で技術革新をして再び盛り返そうとするだろうが、なかなか大きな流れは変わりそうもないように思える。