仕事がはかどる?フリーウェブサービス

 今年は、ますますデスクトップアプリからWebサービスへの移行、クラウド利用へとネットの世界は進んでいきそうだが、便利なWebサービスが紹介されている。ほとんど知らなかったものばかりで、ユニークなものも多いが、果たして仕事に役立つものか依存してよいものかどうか。プライベートで使うというのが筋だろうか。

仕事がはかどるフリーウェブサービス10選(CNET Japan)

データを同期できるオンラインストレージサービス「Dropbox
オンラインストレージといえば現時点ではMicrosoft SkyDriveであるが、これは複数PC間で自動的にデータの同期ができるという。昔、Windowsデスクトップに「ブリーフケース」があったが、そのネット版みたいなものだろうか。外部に出かける際に必要なデータを保持しておくには良いかもしれない。ときどき現地に行ってから文書の手直しをしたり、データが追加されたりする場合、帰ってきてから元のPCのデータも更新されているのは便利かもしれない。自分の文書やデータでもバージョン管理は意外と面倒なものである。


メモや画像をオンライン上に集約できる「Evernote
Webで探しまわったものとか、自分で作ったメモや画像などのネタとする材料を、文書にする前にとりあえず雑然と集めておくような作業は意外と重要である。ネットで見かけるのは一瞬の場合が多いから、後で思い出そうとしてもURLやら検索のキーワードを思い出せなくなっているケースも多い。そんな時に、切った貼ったを画面上でできるのは、OfficeのOneNoteだろうか。それに相当することをWebサービスとして行えるということだろう。


読みたいウェブページをメールに転送「あとで読む」
メール画面で普通のWebページを読みたいとは思わないが、見つけたWebページを後でゆっくり読みたいためにURLを控えておきたいことはよくある。ただブックマークするだけだと、ジャンルごとにきちんといれておかないと、後でどのページか判らなくなるか忘れてしまっていることもある。上記のメモ機能のようにURLも関連データと一緒に貼りつけておけるのがよいと思っている。


本当に欲しい部分だけを一発印刷「PrintWhatYouLike」
PCやネットの利用はなるべく紙に印刷をしないこと、を持論にしているので、今時やたら印刷したがる人は時代遅れだと思っている。そもそもWebページなども印刷するものではないと思っているが、忙しい時に電車の中などでチェックしたい部分だけは印刷してカバンに入れて出るということはある。これは携帯画面で見ることには向かない。そのとき必要最低限の部分だけを書式を崩さないように印刷できることは、それなりに有用な機会はあるだろう。


ワンクリックでURLを通知する「clipmail」
携帯で見るわけでないならば、メールでURLを送るというワンクッションが必要というところがやや不満だが(Webメールにしろ、メールにログイン操作が必要になるから)、上記の「あとで読む」と同様にURLの控えを効率的に管理することは必要だろう。どちらかというと、公のPCで見ていた内容のURLをプライベートのメールアドレスにも送っておくというケースが多いだろうか。つまり公のPCのブラウザでブックマークしておくには憚るようなケースである。


10分だけ使える手軽な捨てアド取得「10 Minute Mail」
これはまさに仕事用というよりプライベート用だろう。無料登録とはいえ、自分のアドレスや個人情報を晒したくない場合に使える。10分経過後もそのWebサイトではIDとして使い続けることができるかもしれない。もちろん無駄な広告メールやスパムを受け取らずに済むわけだ。これも持論だが、そのうちメールアドレス自身は、メールには使われずに登録IDとしての意味しかなくなるかもしれない。