Google決算は2けたの増収増益
景気後退の中でもGoogleはさらに増収、増益を続けているという決算だったようである。株価は一時的に変動があるにしろ、直営サイト、パートナー経由の収入、および新規を含むネット関連事業全体が増収となっており、まだまだGoolgeの勢いは留まる様子がない。
Google決算,2けたの増収増益 ペイドクリック数は前期比減(ITmedia)
広告クリック数そのものは僅かに減少しているという。これは景気に影響された一時的なものか、ネット広告全体が分散している傾向にあるためなのかはわからない。ただ伝統的な名のある企業もGoogleに検索広告を出すようになってきており、Googleの検索広告はすでに広告の分野でステータスをなしてきているようである。検索のみならずYouTubeなどの広告もそうなってくるかもしれない。
検索広告では磐石だが、今後はGoogle AppsやAndroid関連がどれだけGoogleの収益源となりうるかが、関心の高いところである。Google Appsはクラウド事業の伸びが影響するであろうし、Androidはモバイル事業でどれだけ主導権を取れるかにかかってくる。Nexus Oneの直販に失敗したように、Googleはリアルの物の販売は上手くはないようである。このへんがAppleとは大きく違うところである。当面はGoogleは、AndroidなのかChrome OSなのかの選択を迫られてくるような気がする。すでに市場はAndroidを受け入れてしまっているだけに、Chrome OSは出るタイミングを失ったように見えるのだが、さてどうなるだろうか。