ブラウザベースOS「Cloud」が発表

　ノートPC向けにブラウザベースのOSが登場する。GoogleのOSだと思っていたが、gOSを開発したGood OSによるものだという。特に今のミニノートPCを意識したものようである。またクラウドも意識したものか、名前もCloudであるという。

Good OS,Netbook向けブラウザベースOS「Cloud」を発表(CNETJapan)

　Web2.0以後、ブラウザが本格的にプラットフォームになってきたといってもよい。これまでのようにデスクトップアプリケーションを起動して、ブラウザを起動してWebアプリケーションを起動してという必要はあまりないといえる。PCを起動して、いきなりブラウザが起動するだけでWebサービスでほとんどのことができてしまう。少なくともミニノートPCやあるいはスマートフォンでも同様のことになるだろう。いずれにしても現状ではLinuxベースであることには違いない。ブラウザの見かけはGoogle Chromeそっくりだが直接関係はないという。ただgOSとの関係もあり、意識していることは確かだろう。またChromeそのものが目指すところと同じように思える。

　ただ現実のマーケティングを考えれば、とりあえずはWindowsとの共存を意図しているという。Windowsしか知らない人にも抵抗感がないようにということだろうか。いずれブラウザベースのOSが標準になってくれば、Windowsの重要性は次第になくなってくるだろう。プロプライエタリなシステムは不要である。ルータの設定みたいに、PCの設定はすべてブラウザを通して行う。せいぜいコマンドラインだけは残してほしいというところである。ルータもコマンドが使えたりするからである。またミニノートPCがクラウドの端末としての位置づけも意識されてくるように思う。