日本HPがCentOSをサポート

 日本HPが有償サポートのLinuxであるRedhat Enterprize Linux(RHEL)互換のフリーLinuxのCentOS有償サポートを打ち出すことになった。同社はクラウド推進に向けて一連の新製品群を発表したばかりであり、CentOSサポートもこの流れに沿ったものだろう。

「大手サーバー・メーカー初」,日本HPがフリーLinux CentOSの有償サポート(ITpro)
「CentOSなどフリー互換OSは市場を拡大する」--Red hat 新CEO Jim Whitehurst氏(1.24) 
日本HP、クラウドコンピューティング実現を目指した新製品群を発表(ZDNet Japan)

 実際Amazon EC2で使われている仮想サーバーを無償で10時間だけ体験できるRightScaleのサービスを使ってみれば、AmazonクラウドRHELばかりでなく、CentOSが多用されていることが窺われる。それだけ運用のために安定性もあるということだろう。自分も半年くらい前から、Redhat系はCentOSを主力に据えている。仮想化ソフトのXenの管理OSとしても一番妥当かと思っている。それでもネット上を見ると、いろいろと敷居も高いようだが、Redhat系で運用に向いたOSとしてはCentOSを勧めている。


 IBMクラウドの主力OSはRHELを採用しているようであり、クラウドエンタープライズ市場で対抗したいHPがフリーのCentOSもサポートをするようになるということは、かなり顧客の裾野を広げることになるのではないかと思われる。