Google App Engineに有料版サービス
本当はこちらをメインの話題にしたかったが、思わぬGmailの障害の話題に出鼻をくじかれた?気分なので、簡単にふれておくことにする。GoogleのクラウドサービスであるGoogle App Engineに有料サービスが加わったとのことである。
Google、クラウドサービス「Google App Engine」の有料オプションを発表(ITmedia) グーグル、有料版「App Engine」を提供開始(CNET Japan)
有料とはいえ、Google App Engineはまだベータ版でさえなく、プレビューリリース版だという。無償サービスに比べて、提供されるリソースのボリュームが従量制になるところは、Amazonのクラウドと同様である。細かい計算はしていないが、1ヶ月サーバーをフル稼働させたときの料金は、Amazonと同じくらいになりそうである。というより、先行するAmazonの課金体系を参考にしたのかもしれない。
料金はともかく、クラウドの開発環境やサービス環境はどうなるのか。Google App Engineは開発にPhythonしか使えないが、いずれこれらにもっと何か加わるのだろうか。少なくとも今回はインフラ部分だけで、新たな開発環境のサポートは加わっていないようである。ベータ版にすらなっていないというのは、このあたりを指しているのだろうか。Amazonが本当にインフラ環境そのものを提供しているイメージなのに対して、Googleの方針としては、ユーザには特定のアプリケーション環境の提供にだけ限定しておきたいという意図が垣間見える気もする。