世相

2010年エイプリルフールのニュース

真面目にエイプリルフールのウソネタを考えたりすることはないが、ネット関連企業では真面目にエイプリルフールの企画をして、別の面から自社のアピールを図ろうとしているようにも見える。やはりエイプリルフールは、ハロウィンのようなもので、欧米の文化…

原宿でパニックの原因は携帯?

デマに扇動されてパニックになる、などという社会現象は政情不安定な国か、情報手段が限られている国での出来事かと思っていたら、何とも不思議なことが原宿竹下通りで起こったものである。携帯メールによる噂がデマとなってリアルタイムで広がったというの…

Googleが中国からの事実上の撤退を表明

とうとうGoogleが中国本土からのサービス撤退を決断した。撤退の可能性が言われ出してからいろいろ中国政府との交渉もあったようだが、国としての方針が変わるはずもなく、ネット企業しては前代未聞のビジネス以外の理由になる撤退となる。 グーグルが中国で…

Sunの元CEOが暴露話

既にだいぶ過去の話になってしまった感のあるのは、OracleによるSunの買収のことである。そのことを思い出させるかのような、Sunの元CEOとなったJ・シュワルツ氏が暴露話ともいえる、Appleのジョブズ氏とMicrosoftのゲイツ氏からかつて脅された話をブログで…

北野武監督に仏芸術最高勲章

いったいどうなっちゃっているの?と言いたくなるような、ビートたけしのフランスの芸術文化勲章の最高章(コマンドール章)の叙勲である。これ自身、映画のシーンかギャグではないかと思ってしまうほどである。それだけヨーロッパでの「北野武監督」の評価と…

AppleがNexus OneのメーカーHTCを提訴

AppleがNexus Oneのメーカーである台湾HTCを特許侵害で提訴したという。iPhoneのユーザーインタフェース、アーキテクチャ、ハードウェアの特許にまで至るとのことだが、簡単にいえばAndroidフォンの外見や造りはiPhoneのマネに過ぎないという訴えだろう。And…

Androidフォンは男性向き?

まあ感覚的にはそうだろうなと思えるが、現状でのAndroid携帯ユーザの7割は男性だという米国での調査結果がある。iPhoneの57%に比べれば、まだまだ一般には浸透していないことの表れが、この男女差の比率なのだろう。 Androidユーザーの約7割は男性―AdMob調…

日本経済新聞が3月から電子版を創刊

日経新聞が3月から有料の電子版を創刊する。月額1000円からというので随分思い切ったものだと思いきや、紙面購読者の場合で、電子版のみの購読は月額4000円だというから、紙面購読とほとんど同じ額になる。いよいよ新聞の電子版の有料化が始まりそうだが、…

ウィルコムが経営破綻し再建へ

国内唯一のPHS事業者として残っていたウィルコムがとうとう経営破綻して会社更生法の適用を申請した。通信事業者の経営破綻としては最大規模であり、企業再生支援機構による支援が決まれば最近のJALに続いて2件目となる。一体、PHS事業はどうなるのか。 …

「必殺仕事人」の名優・藤田まことが死去

「主水死す」ではなくて、仕事人・中村主水役だった藤田まことが亡くなった。初期の必殺シリーズの藤枝梅安役だった緒形拳も一昨年に亡くなっており、本来の必殺シリーズも本当に過去のものになりつつあるようだ。時代劇も寂しくなったものだ。 「必殺仕事人…

経産省がネットの「アイデアボックス」を設置

これも政権交代効果だろうか。経済産業省が「アイデアボックス」という、いわば電子目安箱のようなものを設置し、広く国民にIT政策のアイデアを募集するという。現在は登録受付期間でのTwitterでのブレインストーミング中であるという。 経産省が国民参加型…

ゆとり世代から「さとり世代」へ

ゆとり世代と言われる年代が20代くらいになってきたと思ったら、早くも次の世代は「さとり世代」だという。ネットというか2ちゃんねる発の言葉だというが、そもそもどの世代から見てのことなのだろうか。 ゆとり世代から「さとり世代」?(ITmedia) 確かに日…

欧州委員会がOracleによるSun買収を承認

もう事実上終わっていた話とはいえ、OracleのSun買収に関してクレームを付けていた欧州委員会がやっと承認して、買収成立が確定したことになった。両者で買収合意してから実に半年以上も足踏みしていたことになる。その間にも、ITの世界の事情はどんどん変遷…

Googleの中国撤退可能性の波紋が広がる

Googleの中国撤退の可能性は、1企業の利害関係だけでなく、米国の他の企業および米国と中国の関係にも微妙な影響を与えそうだ。そんな中で、MicrosoftのバルマーCEOは早々とMicrosoftは中国から撤退しないと表明している。ここはGoogleとのライバル関係は関…

GoogleがノートPCを全米の高校へ寄贈

中国からの撤退報道など、このところ技術ばかりでなく、政治や社会との関わりの話題も多くなっている感のあるGoogleが、全米の高校にノートPCを5台ずつ寄贈するのだという。お金持ちの大企業の社会貢献ととれなくもないが、ちょっとその意図を深読みしてみよ…

Googleが中国から撤退の可能性

一般のニュースにもなり、やや驚かされたのがGoogleが中国から撤退するかもしれないという報道である。世界の人権擁護派のGmailユーザーへの不正攻撃が原因だという。単なるセキュリティに関連する事件なのであれば技術的対策で済むことなのだろうが、問題の…

2009年インターネット10大ニュース

年末恒例の世間の10大ニュースならぬ、ネットでアクセス数の多かった10大ニュースが採り上げられているので、自分なりに批評してみることにする。集計する組織やサイトによって順位はそれぞれだろうが、ほぼ同様の話題がベスト10には登場してくるだろ…

携帯電話に脳腫瘍リスク?

携帯電話の普及によって、街中おびただしいほどの携帯の電磁波が飛び交っているはずだが、人体への影響ははっきりとはしない。そんな中、米国のある州では脳腫瘍リスクの注意のラベルを貼ることを義務付ける法案が提出されたという。 「携帯電話には脳腫瘍リ…

2009年の漢字は「新」

漢字検定協会の不祥事でイメージが損なわれたが、今年も世相を表す漢字1字が選ばれた。「新」だというが、あまりピンとこない。新型インフルエンザ、新政権などを表すからだというが、通常「新」は希望を含んだ意味合いが強いと思うのだが、新型インフルな…

新型インフル、10人に1人が感染

一向に流行が治まる気配がない新型インフルエンザによる死亡者が、とうとう100人にも達したという。ワクチン接種が進んできているとはいえ、効果と副作用の不安も消えないようである。 新型インフル死亡、100人に=「高齢者の感染、警戒必要」−厚労省(jij…

新聞社が苦しいのはGoogleのせい?

新聞メディアの衰退が言われだしてから久しいが、Googleニュースの検索に新聞社からの圧力で閲覧制限がかかるようになった。新聞社側は、Googleがニュースにタダ乗りをしていることを批判するが、それが新聞メディア衰退の根本原因ではないだろう。 「新聞社…

学研の子ども向け付録つき雑誌が休刊

学研といえば、雑誌の科学キットの付録というのが子どもの頃の記憶に刷り込まれている気がするが、とうとうその雑誌も休刊になるという。1946年と1956年創刊だから、裏を返せば半世紀以上、よくここまで続いてきたものだとも思える。その後の学研の雑誌で記…

2009年の流行語は「Twitter」

今年の流行語も発表される時期に来ているが、一足先に向こうでは発表になっている。流行語というよりは、出来事をそのままズバリと表しているものばかりである。中でもtwitterがトップに食い込んでいる。いかに今年はtwitterが普及した年であったかが知れる…

10年間のネットの重大出来事10件

毎年お約束の、この1年の10大出来事や流行語の発表の時節になっていているが、ネットの世界の1年ではなく、10年間の中での10大出来事が発表になっている。だが変化が速過ぎるせいか米国の視点からのせいか、あまりピンとこない。 ネット界のアカデミ…

スーパーコンピュータ開発予算復活に可能性

世間的に話題となっている国家事業の「仕分け」で予算削減の対象に入れられたスーパーコンピュータ開発の予算が復活される可能性が出てきたとのことである。菅副総理が示唆、というか国家戦略担当相および科学技術担当相でもあるらしい。理科系出身者でもあ…

次世代スーパーコンピュータ開発予算も仕分け

国家予算の使い道である事業を削減するための「事業仕分け」が連日報道されている。「聖域なき削減」を謳っているだけに文部科学予算も例外ではなく、電子黒板ばかりでなくスーパーコンピュータ開発事業も予算削減対象になりそうである。 次世代スパコン、事…

小学6年生のインターネット利用率は88%

PCの普及、インターネットの普及が進んで久しいが、低学年の小学生までの利用も進み、小学6年生で88%にまでなっているという。もう何年か前に甥が「明日は学校でグーグルで調べ物学習だ」などと言っているのを聞いて、ずいぶん時代も変わったものだと思った…

年賀はがきの販売は今年は減少

今年も年賀状が発売になった。ただし昨年よりも発行数は2億4千万枚減だそうである。実際に紙の年賀状ではなく、メールやWebで済ますケースが増えたためともいえる。世代的には若い世代ほど、その傾向は強いだろう。デジタル化、ネットの普及が年賀状という…

無駄といわれる電子黒板とは何か

何やら電子黒板というものが、麻生内閣時代の補正予算案の中で文部科学省主導の無駄遣いの槍玉として挙げられて話題になった。鳩山首相自らが、こんな無駄使いがあるかのように力説していたので、初めてそれがどんなものかを知った。 日立ソフト、電子黒板を…

日本の貧困は深刻

日本は不況を通り越して、貧困問題を抱えるようになっていたようだ。これまであまり明らかにされていなかったOECDの03年の報告の貧困率14.9%と、今回06年のデータとして政府が15.7%としている。09年はもっと悪化しているだろう。 勤労世…